ご相談いただいた症状の全体像(証)にしたがって、処方を選び、生薬で調合します
漢方薬は、いくつかの生薬(薬効のある薬草)を一定の割合で混ぜ合わせた処方(レシピ)のことを指しています
例えば、葛根湯(かっこんとう)という処方は、葛根(かっこん)、麻黄(まおう)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)、桂枝(けいし)、芍薬(しゃくやく)、甘草(かんぞう)の7種類の生薬を混ぜ合わせたものです
これらを水に入れて加熱し、煮だした(煎じた)液を「湯液(とうえき)」と言い、これを数回に分けて服用します
煎じ薬は、その湯液の味のみならず香りに対する反応も効き目を左右するとも言われています